音声起こしの世界をご案内2

前回、起こしやすさ・起こしにくさについて録音状態の観点から書きました。
今回はまた別の点から見た起こしやすさ・起こしにくさについて書きたいと思います。

起こしにくさを感じた2つ目の点、それは「話す速度」です。
以前、起こせども起こせども、さっぱり進まないことがありました。
どうしてだろうと思ったら、話している方がものすごく早口だったんです。
なので、文字数はたくさん打ち込んでいても、時間はさっぱり進んでないという…。

人の話す速度は、1分間に300文字が聞き取りやすいと言われています。
その早口さんの速度は、実際には測りませんでしたが、どのぐらいだったんだろうな…。
話す時間が限られている場合、このパターンが多いようです。
例えば講演会の講師の方は時間内に話し終わらなければならないし、あとは「お一人何分以内でお願いします」などの時間制限のかかった発言なども。
時間内に発言し終わらないと「チンチンチン」とベルを鳴らされる場合もありますよね。
限られた時間だからこそ、思い切り早口で言いたいことを言う!という気合いが感じられます。

ですので、起こしにくいとはいっても、打ち込む文字数が非常に多いというだけで、録音状態が悪いよりはずっと楽なわけで、得意の高速入力、最近はAIの力も少し借りながら、音声起こしに励んでいます。

もう1つ、私が起こしやすさ・起こしにくさの差が出ると感じる場合があるのですが、それはまた次回に!