テープ起こしのお仕事をしていると、ときに知らなかった言葉に遭遇したり、知っているつもりだったけど、詳しく調べてみたら、「そういう意味だったのか!」と勘違いに気付くことなどもあります。
先日、ある講演会を起こしているとき、「せつをくっする」という言葉が出てきました。
前後関係から「自分の主義主張を変えること」だという判断はつきます。
お恥ずかしながら、漢字を知らずに、最初「説を屈する」だと思いました。
「自分の唱えている説を変える」ということかと。
ところが、調べてみて、正解は「節を屈する」だということがわかりました。
この場合の「節」は「節操」の意味。
「戦国策」という中国の戦国時代の説話集から取られた言葉だそうです。
戦国時代といっても、中国の戦国時代、紀元前ですよ!
現代で使っている言葉でも、もとをたどるとこんな昔になるなんて、とても驚きました。
いろいろ調べて「へえー」と感動していたら、いかんいかん、時間が過ぎてしまって、肝心のテープ起こしのほうが進んでなーい!
調べものはここまでにしなきゃ。
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