普段は仕事で日本語を「聞く」作業がメインの私。
先日、「読む」「書く」をメインに体験する、とても雅な会に参加してきました。
イベント名は「和歌で美文字体験」。
百人一首を声に出して読んで、その意味を味わい、その後は筆ペンで和紙に和歌を書いてみるという体験でした。
百人一首や和歌、古典の世界は昔から大好きで、本を読んだりテレビを見たりいつもしているのですが、今回は自分が声に出す、書いてみるという能動的な活動ということで、とても新鮮でした!
特に、筆ペンは普段まったく使わないので、草書体で書かれたお手本を見たとき、まず最初に感じたことは、「書ける気がしない!」
でも何度か練習をしているうちに、ペンを走らせることが気持ちよく感じてきたんです。
いきなり上手には書けなかったですが、もっと練習したいという気持ちになりました。
(ちなみに写真は先生のお手本です!)
朗読は、よく脳の活性化に役立つと聞きますが、現代日本語とは言葉遣いが違う和歌を読むことで、確かに脳が若返ったような気がする!
何と言ってもその和歌の解釈を聞いて、当時の人たちに思いを馳せることが素晴らしい経験でした。
「声に出す」「書く」という作業は、普段の音声起こしとま逆の作業ですが、違った面から日本語を見つめ直すとてもよい機会でした。
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